21 July
2007

Summer Of Loveから40年〜Let your lovelight shine

ヒッピーたちの理想主義が産声をあげた1967年のSummer Of Loveから今年は40年。SanFranciscoクロニクル紙のサイトでも特集があった。

1967年といえば、当時僕はまだ8歳の子供だった、毎日テレビではベトナム戦争のことや学生運動などのニュースが流れていたし、バラエティショーでは、サイケデリックなミニのワンピースを着た素敵なお姉さん達がブラウン管の中で飛び跳ねていた。すでにケネディが暗殺されてから4年、海外ニュースで毎日報じられる米国の反戦運動では、きなたいTシャツにヒゲの若者が何かを叫んでいたし、女子達は髪に花を飾り付けていた。

子供ながらに何かが起こっていることは感じていたけど、その中身を理解できるようになったのは、Summer Of Loveの精神も瀕死になった70年代中盤の思春期になってJanis JoplineやJefferson Airplane、Jimi Hendrixの当時のアルバムを聴くことができるようなってから。 

67年には幕開けとなるイベント「Human Be-In」 がゴーデンゲートブリッジであり、夏にはあの「Montrey Pop Festival」でJanisはハイヒールで床を蹴り付けながらブルースをシャウトし、The Whoはワイルドなステージを見せ、それに感化されたJimi Hendrix がギターを燃やし、それまでの無害な「POPS」とは決定的に違う「ROCK」が確立する。

つまり、そうした音楽に魅せられて生きていくということは、これまでの「大人になるための普通の人生」とは別のライフスタイルを選択するということを意味している。そして僕も遅ればせながらそうした選択をすることになる。

さらにSummer Of Loveに関しての思いがさらに強まるのはずっとあとになって1991年のこと。30歳を過ぎてMacworld Expoの取材でSanFranciscoに出かけたときに偶然に「Digital Be-In」というパーティに参加することができた。その会場でTodd Rundgrenとほんの少しだけ話をしたあとで、会場の中で1967年当時の有名なコミュニティ・ペーパーであったSanFrancisco ORACLE紙の限定完全復刻版をまとめた分厚い大型本を販売しているコーナーがあった。しかも編集長だったAlan Cohen本人がそこにいた。よく覚えていないけれど、東京から来たとか、このORACLE紙のことを知っているとか話をして、重くてもなんとしても持ち帰ろうとその豪華本を一冊購入するとCohen氏がいきなり「サインをしてやる。君の名前は?」といい、サインされた言葉が上にある写真。

そう、「To Shigeo, Let Your Lovelight Shine」と。センチメンタルな常套句かもしれないが、こうした言葉をさらり書く老練なヒッピーの彼の姿に感銘を受けた。

Summer Of Loveから40年。世界は良くなったのだろうか? まるで1967年と同じような状況が、アラブでアフリカで、場所が変わり政治家の顔は変わっただけで同じことが繰り返される。

-  Let Your Lovelight Shine -

この言葉の重みだけが増していく。

○参考リンク
SF Chronicle紙記事
Alan Cohen氏について


Posted by shigeo at 16:52 | Comments (0)
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