12 March
2008

weblogをPlone3に移行しました

2003年から5年近くCOREBlogをベースに続けてきたこのblogですが、思いきってPlone 3を使ったものに移行しました。新しいURLは、http://www.shigeo.net になります。



今後は上記のサイトにお立ち寄りください。


Posted by shigeo at 14:04 | Comments (0)
07 March
2008

iPhone - 携帯電話のソフトを自社開発できるということ


予定通りApple iPhoneのデベロッパキットが公開された。米国ZDNetの記事の通りで、今回の発表は単に携帯電話の開発キットが公開されたということではなく、AppleがiTuneストアで音楽の流通システムを変えてしまったのと同じ位のインパクトがある。

例えば企業は自社システム用のアプリケーションを独自に開発し配布できるし、個人のデベロッパであっても魅力あるアプリケーションを広範囲に配布、収益を上げることができるプラットホームが用意されたことになる。

これで日本の携帯電話を取り巻くビジネスモデルはさらに大きく取り残されることになったのは間違いない。

○参考リンク
Apple takes iPhone corporate in a big way


Posted by shigeo at 12:13 | Comments (1)
21 February
2008

MacBook Air - ハミング・コンピューティング

僕のオーダーしたMacBook Airが昨日到着。仕事が一段落した夕方からセットアップをはじめた。届いた箱を開いての第一印象は本当にずいぶん薄くて小さいということ。しかしパッケージの箱が菓子折りのような蓋式だったのには少し笑ってしまった。ノートPCがこんな箱に入ってくる時代になったのだ。

このテキストは MacBook Airで書いているが、最初危惧していたほどキーボードは使いにくくない。ストロークがすごく浅いのにもそのうち慣れるだろう。パッドの2本指+クリックでコンテキストメニューが呼び出せるのは便利。Controlキーを押しながらのキーコンビネーションで指がつりそうになることもない。ただ使いはじめのせいかクリックが固いのは気になる。

今回は海外のレビューにあったようにUSB Ethernetアダプタも同時に購入したのが正解だった。無線LANだけだとCD、DVDからのアプリケーションはかなりの時間を要したことだろう。 Ethernet経由ならスムースにインストールできる。レビューの著者も指摘していたが、このUSB Ethernetのドングルは標準添付にすべきではないか。

パフォーマンスはというと、通常の使用でならまったく問題ない。1.8inch HDもそれほど遅さを感じさせない。開発ツールをインストールしたり、アプケーションを連続してインストールするとさすがに長時間ファンが回ったままになるが、今はもう静かになっている。

これまで使っていたMacBook Proと比較して一番感じるのはナチュラルに使えるということ。よい意味で「コンピュータを使っている」という意識が希薄になる。ノートに文書を書いたり、スケッチしているような感覚といえばいいのだろうか。本当の自分の思考の延長に存在している。ハミングしている感じ。これがMacBook Airを使うもっとも大きな魅力になるのだろう。


Posted by shigeo at 19:03 | Comments (0)
18 February
2008

テルミン- 受け継がれていくもの

TEDの配信からテルミンの演奏を。テルミン博士のドキュメンタリー映画や学研の大人向けの雑誌の付録になったりと、むしろ以前もよりも認知度があがったのでは。

Pamelia Kurstin は新世代のテルミン奏者と言えるかもしれない、必要以上に誇張した演奏ではなく、「人が歌うよう」言われるテルミンの魅力をよく引き出している。大げさな身振りの演奏に見慣れた人にはもの足りない印象かもしれないが。僕はとても好ましいものに感じられた。

それにPamelia Kurstin の話し方がとてもチャーミングなのも見所のひとつ。テルミンのような古い電子楽器がこうして受け継がれていくのを見ていると幸福な気分になることができる。冬の夜に見るにはぴったりのレクチャーだ。


Posted by shigeo at 16:24 | Comments (0)
12 February
2008

EMOBILEの導入- モバイルのキラーサービスになり得るか

いっしょに仕事をする機会の多い友人が今年になってWillcomeからの乗り換えでEMOBILEを導入した。気になっていたサービスなので尋ねてみると「これは仕事に使える」とのこと。僕もPHSの速度の遅さ、インストールの煩雑さにうんざりしているところだったので、思い切ってPHSを解約して EMOBILEにした。

Macで使用するのでデータカードはドングルスタイルのUSBモデルを選択。あまり美しくはないが、MacBook Airでも利用することを考えると他に選択肢はない。販売店で契約手続きをして1時間ほどで使えるようになったドングルをピックアップして帰ってきた。

さっそくMacBookProで使ってみたが、付属ユーティリティのインストールは極めて簡単。ネッワークドライバを入れるというより専用のアプリケーションをインストール。このアプリケーションを起動して「接続」ボタンをクリックすると管理者権限パスワードの入力を求められる。これを煩わしいと思うか、セキュリティチェックと考えるかはひとによって分かれそうだ。僕はこの程度のセキュリティチェックはあっていいと思う。

さて、そのスピードはというと極めて快適。ブラウジングやSSHでのリモートアクセスは通常のWiFi接続での作業感覚とそれほど変わらない。もちろん何百メガものデータ転送には向いていないが、それはモバイル以前の問題。ちなみにgooのスピードテストでは下り最大速度は1.36Mだった。これならクライアント先でのデモンストレーションも難なくこなせるだろう。

このスピードなら場所を限定しないシティモバイルのキラーサービスになるだろう。欲を言えば、このモデムがiPodTouchで使えたら。

○参考リンク
http://emobile.jp/


Posted by shigeo at 07:36 | Comments (4)
11 February
2008

Microsoftの大きな買い物 - 難しい成功

先週末に報道されたMicrosoftによるYahoo!(敵対)買収の話題は、Googleなどを巻き込み、単にビジネス視点だけではない広がりをみせてきている。

僕のこの買収案に関しての最初の印象は「Microsoftもずいぶん追いつめられたんだな」ということ。数字の上では過去最高とも言える収益をあげたMicrosoftではあるけれど、ビジネス環境は決して予断を許さない。Vistaのインストールベースは善戦とは言えるもののそれほど伸びず、サーバー環境ではFOSSとの競合、アプリケーションビジネスではすぐにSaaSとの競合が待ち構えている。投資をしてきたネットワークサービスのMSNやMSN Live!は芳しい成績を上げていない。

こうした状況の中でPCをプラットホームとするビジネスからネットワークをベースとするビジネス企業体に変わろうとするMS社にとってYahoo!をブランドごと買い取るという手段に出たようだ。

海外での報道にもあるように今回の買収はMS社にとってもこれまでの買収と異なり困難なものになるだろう。

  • 買収金額が非常に大きい。借り入れを行う必要がある
  • 企業文化が大きく異なる企業がまとまれるのか
  • Yahoo!はテクノロジーの企業でなく今やメディア企業であること
  • そもそも合併が承認されるのか
  • タイムワーナーとAOLの合併の二の舞になる危険性が高い
こうして書いている間にも、Yahoo!は今回の買収を拒否する回答をしたとの報道があった。買収劇ははいよいよ第2ラウンドに突入する。

○参考リンク
NY Times紙の記事
Yahoo Deal Is Big, but Is It the Next Big Thing?
Yahoo Bidder Wants a More Aggressive Microsoft


Posted by shigeo at 17:12 | Comments (0)
02 February
2008

EGWordがなかったら 、 Macを仕事にしなかっただろう

MacPeople誌の最新号の松田純一さんの記事を読むまでしらなかったけれど、EGWordでMacユーザーには有名なエルゴソフト社がMacintosh関連のパッケージビジネスから1月28日で完全に撤退した。背景には複数の要因がある。

日本ではAppleをはじめとする海外PCブラインドのシェアがそれほど高くない。その中でもApple社の製品は海外での販売数の伸びと比較すると日本市場での伸びは一桁小さい(似たような事例は、Mozilla Firefoxなどの一連のFOSSもそう。海外では20%以上のシェアがあるが、日本国内では10%にも満たない)。それこそ都市部に暮らしていてAppleStoreがあるようなエリアとそうでないエリアの落差がはげしいのでないかと想像する。
またそうしたMacマーケットの規模に加えて、MacOS X Pantherのリリース以降、ことえりの品質の向上、純正ソフトウェアの充実などがあり、国内での日本語関連ソフトの市場が急速に縮小するなどの環境変化も大きかった。

個人的にはテクニカルライターとして仕事をはじめた1985年ごろからEGWordにはとてもお世話になった。僕が最初に書いた本は、Macintosh XL(Lisa)上でごく初期のEGWordで執筆していたし、字を書くのが苦手な僕にとってEGWordはペンであり、文書を紡ぐ大切な道具となったのだ。

ただもうこの10年以上はワープロではなくさまざまなエディタで文書を書くようになりEGWordを自分のMacintosh上で使うこともなかったし、正直忘れた存在でもあった。でもMacとEGWordがなかったら、今の僕はもっと違った仕事をしていただろう。それだけは確かな気がする。


Posted by shigeo at 17:57 | Comments (0)
30 January
2008

Something in the Air - Macworld 2008/Keynote


仕事の合間にずいぶん遅ればせながら今年のMacworld 2008のKeynoteをQuickTime HDで観た。MacBookProでもQuickTime HDバージョンだと臨場感が違うのがよくわかる。

今回の基調講演の内容は多くのBlogや月末発売の雑誌で取り上げてているけれど、僕には全体を通して Computerの文字を外したApple Inc.,がどんなビジネス指向をもっているかを簡潔にそして的確に表現できたことが成功だったと思う。

国内の雑誌ではApple社はMacよりも他のビジネスにシフトするのかとか、MacBook Airも期待したほどのものではないという不満、批判的な記事も多い。つまりApple Computerではなくなったことの意味が関係者の間でも正確に理解されていないのかもしれない。

中長期的にAppleはGoogleのような「サービス企業」になっていくのだろう。Goolgeがブラウザというプラットホームを使っているなら、AppleはiTuneというプラットホームであらゆるサービス(映画、音楽、教育など)をバックエンドからフロントエンドまで一貫して提供しようとしている。つまりその「一貫して」というコンセプトが、Steve Jobsを他の起業家と際立たせているのだ。IntelやGoogleなどと部分的にはパートナー企業と組むとしても、トータルなブランドは一貫してAppleということ。

そうした視点でMacBook Airを見ると、なぜああした大胆な割り切りをした製品パッケージとなったかが理解できてくる。おそらくiPhoneが携帯電話のコンセプトを再発見したように、MacBook AirはノートPCというコンセプトを再発見しようとしているのではないか。

「 G4 Cubeのときのような失敗に終わる」という批評もあるが、僕には実際に触れて使ってみたい魅力がある。なのでこの基調講演を見た翌日に購入を手配した。到着は2/23の予定。


Posted by shigeo at 19:48 | Comments (0)
27 January
2008

The Land for Sale - 空き地

風が強い寒空の下、近所のいつも通るところが空き地になりその真ん中に「売地」看板が突き刺さっている。郊外の話ではなくて目黒区の山手通りから一本入っただけの都心で。

この場所には、「kai-wai散歩」にでも紹介されそうな築30年以上は過ぎたトタン屋根の二階建ての店舗兼住宅が2つつなぎ合っていた。ひとつは美容院というよりも「パーマ屋さん」という呼び方がぴったりのもので、ときおり近所のおばあさんが髪をおしゃれにしていた。もうひとつはおばあさんが切り盛りするカウンターだけの小料理屋があって、営業していたころは近所のお年寄りが集まって話し声が聞こえていた。

昨年、その小さな小料理屋のおばあさんが亡くなり、後を追うように息子さんもなくなり、パーマ屋さんも店を閉じてしまった。そして今年の新年早々から取り壊しが始まり、古い木造の家は一週間で更地になり、地権者の不動産が売りに出した。

ちなみのその場所は約50平米で販売価格は5,250万円。つまり一坪に換算すると346万円ということ。不動産の相場には通じていないのでこれが高いか安いかはわからないが、おそらくまたここにも3階建ての「デザイン住宅」が建ち、一階の駐車場にはメルセデスかBMWが止まるようになるのだろう。


Posted by shigeo at 16:41 | Comments (0)
25 January
2008

Raul Midon - 見えない世界から見えること

僕はこのTEDで知ったのだけど、Raul Midonの奏でる音楽のなんと人を魅了する力の強いことか。このビデオは新譜リリース前の2007年3月に収録されたもの。ユーモアのある語りもいい。

「この歌は人前では初めて演奏するんだ。マイクロフォンをのぞけば聴いた人はいない。そしてこの歌はテクノロジーについての歌でもある。僕が大学生がだったころは、図書館で山のように資料をそれも脚注まで読まなくてはならなかった。でも今はいいよね。Googleがある。Googleがあの時代にあったら......。」


Posted by shigeo at 20:59 | Comments (0)
24 January
2008

$20,000のコーヒーメーカーのお味はいかが?

Plone3とOpenLDAPでのユーザー認証システムのテスト構築に行き詰まってちょっと息抜き。そう、息抜きといえばコーヒー。

NewYorkTimes紙に面白い記事が掲載されている。SanFranciscoのコーヒーショップが2万ドル(約200万円)もする日本製のハロゲンランプのドリップ式のコーヒーメーカを導入したとか。機械は上島珈琲が特別に制作。
米国だとコヒーはラフにいれることが多く、コーヒー通はむしろエスプレッソに向かったりするので、よけいにめずらしいのかもしれない。

で、その味はというと、「とてもデリケートでまるで万華鏡のよう、一口一口含むたびに違うフレーバーが楽しめる」とか。写真を見ているだけでもおいしそうだ。

○参考リンク
At Last, a $20,000 Cup of Coffee


Posted by shigeo at 15:25 | Comments (0)
19 January
2008

Anekdoten 来日公演 - 150分のサイケデリア

結成15年になる北欧プログレッシブロックの代表的なバンド「Anekdoten」、1/12の初日のライブを見てきた。場所は初台にあるDoorsというライブハウス。整理券番号順の入場のために40分ほど寒空の下で待たされてから中へ。それほど広くなくキャパは300人位だろうか。整理券番号は160番だったがラッキーなことにステージ右側の前から3列目の近い場所を確保。スタンディングのためその場所に立ったままさらに30分ほど待つことに。

ステージには左から、Mellotron(!) とDellのノートPCに接続されたMIDIキーボードのセット、Marshallアンプに多数のエフェクター、Gibson SGとLesPaulのギター、多彩なシンバルセットを備えたドラムキットの横にampegのベースアンプとRickenbackerのベース。このシンプルなステージからでも音楽が想像できる。

そして、7時丁度にメンバーはステージに現れて演奏が始まった。オープニングナンバーは1999年の3枚目のスタジオアルバムの、そして最も僕が好きな曲である「From Within」。ドライブするベースラインと細かいリズムを刻むドラムが一気にメインテーマになだれ込む。彼らが単にノスタルジックに70年代プログレシッブロックのボキャブラリーを使っているのではなく、今の時代性の合わせ鏡の中に取り込んでいるのだという感覚が確信に変わっていく。

彼らがMellotronを多用することから、日本では初期のKingCrimsonの末裔のようなプロモーションが目に余るが、本当は彼らの音楽の中でMellotronという楽器は「再発見」され、その音楽の一部になっている。おそらくこれだけMellotronという楽器と音楽が一体になっているのは過去にも例がないほど。

演奏は2回のアンコールを含む2時間30分。すべてのアルバムから代表曲が演奏されさながらグループの回顧展のようで音楽的な変遷もライブ演奏を通じて理解できたし、何より彼らが自分たちの音楽に誠実である、自分たちの音楽をやり続けるという姿勢がよく伝わってきた。そうした意味でもとても充実した時間だった。僕にとってはこれまで見たライブの中でももっとも印象深いもののひとつとなったことは間違いない。

PS:実は後日メンバーと偶然合うことができた。1/15に仕事の打ち合せの合間に新宿DiskUnionに立ち寄ったら、すぐ後でメンバー3人がレコードを探しにやってきたのだ。少しだけ立ち話をすると、今回のライブはけっこう強行軍だったようで週末のライブの後、月曜だけが休みで火曜日には成田からスウェーデンに戻るとか。日本では特別に長い時間のライブになったこととかをギターのNicklas Bergから聞くことができた。全曲の歌詞を書いているベースのJan Erik Liljestromには歌詞の世界観について少し話ができたし、彼が歌詞や音楽的な面でPeter Hamilleの影響を受けていることを知ることもできた。

●参考リンク
http://www.anekdoten.se/
・YouTubeから「From Within」のリハーサル映像


Posted by shigeo at 21:56 | Comments (0)